リハビリテーションの効果検証に関する研究
研究者:西川 裕一(助教)学外共同研究者:学外共同研究者:Allison Hyngstrom (Marquette University・Professor)
リハビリテーションの手法は多岐に渡りますが,それらの効果判定は主観的な要素が多分に含まれており,各手法を厳密に比較した報告は多くはありません.
我々は,各リハビリテーションの手法が運動神経の活動に及ぼす影響に注目し,効果的なリハビリテーション手法を確立することを目的に研究を行っています. |
本研究では,多チャンネル表面筋電図を用いて運動神経の活動解析を行っています.右の図は,Hybrid Assistive Limbというロボットスーツを着て歩行練習を行った前後における運動神経の活動変化を示しています.運動前と比較して運動後では,運動神経の活動量が増えていることが視覚的に確認できます.通常の歩行練習を行ってもこのような変化が生じないことから,同じ運動であってもロボットスーツを用いた方が,運動神経の活性化には有利であることがわかります.今後,その他の異なる手法が運動神経の活動に及ぼす影響を比較検討し,効果的なリハビリテーション手法の確立を目指していく予定としています. |