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血中脳由来神経栄養因子濃度の増加に寄与する神経筋電気刺激の周波数帯の解明

研究代表者:西川 裕一(助教)
研究分担者:野崎 一朗(脳神経内科・助教)
UMIN試験ID:UMIN000042652
金沢大学附属病院臨床試験審査委員会承認番号:2020-003(6130)
背景と目的 Introduction
神経筋電気刺激(EMS)により、神経の活性化や筋合成タンパクの生成、認知機能に関与する脳由来神経栄養因子(BDNF)が増加することが報告されています(Miyamoto et al., 2018)。しかしながら、EMSのどのような周波数帯がBDNF増加に最も寄与するのかは明らかになっていません。本研究の目的は、BDNF増加に寄与するEMSの周波数帯を明らかにし、効果的な介入手法を確立する上での基盤となるデータを提示することです。
方法 Method
本研究では、3つ異なるEMS周波数帯(①4Hz、②20Hz、③50Hz)を用いて、BDNFや運動神経、認知機能に及ぼす影響について、検討を行います。介入は1日30分、週3日、8週間に亘って行います。コントロール群として、プラセボ群(EMS介入を行わない)を設けています。プラセボ群に該当する方は、介入は行わず、評価のみを行います。介入終了後は、4週間が経過した時点で、フォローアップとして評価を行う予定としています。  BDNF、運動神経および認知機能の検査は2週間毎に合計6回行います。フォローチャートは下記図の通りです。BDNFの測定時には、採血を行います。
対象者の公募
現在、本研究への参加者を公募しています。
研究に興味がある方は、西川裕一 (yuichi[at]se.kanazawa-u.ac.jp)までお問い合わせください。
参考文献 Reference
Miyamoto T, Iwakura T, Matsuoka N, Iwamoto M, Takenaka M, Akamatsu Y, Moritani T. Impact of prolonged neurommuscular electrical on metabolic profile and cognition-related blood parameters in type 2 diabetes: A rondomized controlled cross-over trial. Diabetes Res Clin Pract. 2018;142:37-45.